納豆を味噌汁に入れると「効果がなくなる」といわれています。
これは、納豆に含まれる成分が加熱することで効果を失ってしまうためです。
納豆を味噌汁に入れたら効果がない理由
納豆には含まれる「ナットウキナーゼ」、血液サラサラ効果をもっていますが、加熱に弱いのがデメリットです。
「ナットウキナーゼ」は30~50度で安定して効果を示しますが、50度以上になると温度と共に活性もどんどん鈍くなってしまいます。
そのため、熱々のお味噌汁に入れてしまうとせっかくの効果が得られません。
また、納豆は発酵食品であるため、加熱することで発酵によって生成される有益な納豆菌などが死滅してしまうことがあります。
さらに、納豆は独特の風味や食感がありますが、加熱することでネバネバなどが失われるため、味や食感が変わってしまいます。
とはいえ、全ての栄養素が無くなるわけではなく、食物繊維やビタミン類などは加熱後も含まれています。
味噌汁に入れる時の注意点
味噌汁に納豆を入れる場合、次のことに気を付けると栄養を逃さずとることができます。
ぬるめの味噌汁に納豆を生で入れる
納豆に含まれるナットウキナーゼなどの栄養素は加熱に弱く、効果が減少してしまうため、味噌汁に入れる場合は生のまま入れましょう。
また、納豆を味噌汁に入れる場合、味噌汁の熱を加えると納豆が加熱され、栄養素が減少する可能性があります。納豆は味噌汁に加える直前に入れるようにし、味噌汁の熱で加熱しないように注意しましょう。
まとめ:納豆を味噌汁にいれたら効果なし
納豆を加熱することで血液サラサラ効果のあるナットウキナーゼの活性が減少し効果がなくなるとされています。ただし、他の栄養素は残っています。
納豆を食べる際は、加熱せずに生で食べるか、加熱する場合は低温で温めることで、納豆の健康効果を最大限取り入れることができます。
【参考】
納豆菌B-12からのナットウキナーゼの精製及び特徴づけ
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902295833497300