現役管理栄養士が教える!栄養士・管理栄養士に向いている人・いない人

病院で管理栄養士として働いている、そらです。

今回は、栄養士や管理栄養士に向いている人いない人、栄養士・管理栄養士になる方法、メリット・デメリットについて、実例を交えてをまとめてみました。

・栄養士・管理栄養士に向いている人・向いていない人
・実際の栄養士・管理栄養士の仕事
・栄養士・管理栄養士になるには
・栄養士・管理栄養士のメリット・デメリット

が分かる!

栄養士・管理栄養士に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

進路がまだ決まっていないという方や、栄養士になりたい方はぜひ参考にしてみて下さい。

栄養士・管理栄養士に向いている人

まずは、「栄養士・管理栄養士に向いている人」です。どんな人が栄養士に向いているのか、チェックしてみましょう!

食に興味がある

栄養士や管理栄養士は何かしら食に関わる仕事がほとんどです。なので食に興味があるなら栄養士に向いていると言えます。

そら
そら
食べ物の知識を活かした仕事ができて楽しい!

人の役に立ちたい

栄養士は食や栄養を通して人の健康に貢献することができる仕事です。

料理を提供することで「美味しかった」「ありがとう」など感謝の言葉をかけてもらえることも多いです。

また、病院での栄養指導では患者さんの健康をサポートしていきます。そのため、人の役に立ちたいという方には向いています。

食べることが好き

食べ物と常に関わる仕事なので、食べることが好きであれば楽しく仕事できます。

私も食べることが大好きなので、管理栄養士になって良かったと思います。

そら
そら
余った食材とかパンとか持って帰れて食に困らない

料理が好き

上手い・下手は関係ありません。料理をすること好きか嫌いかです。

そら
そら
大学の時に包丁使えない子もいたし!

また、仕事を始めた時に調理の現場は長年料理をしているベテラン主婦のパートさんばかりで、自分は料理が上手な方だと勝手に思っていたけど、足元にも及ばなかった記憶があります。

犬くん
犬くん
料理は仕事をしていれば上手になるので大丈夫!

医療に関わる仕事がしたい

パティシエや調理師との違いは、病院での栄養指導など医療スタッフとして患者さんの治療にも深く関わることができる点です。

病院では管理栄養士を必ず一人以上置かなければいけないので、病院で医療スタッフの一員として仕事をしている管理栄養士も多いです。

栄養士・管理栄養士に向いていない人

次は栄養士に向いていない人です。

食に興味がない

私の同級生で調理や食べることにあまり興味がないけど、なんとなく管理栄養士の大学に入学した子がいました。

管理栄養士の資格を取って一度は管理栄養士として働いていましたがやっぱり仕事が辛くなって今では全く関係ない事務の仕事をしています。

栄養士・管理栄養士に向いているかいないか、一番大切なのは「食」に興味があるかどうかということです。

大学での勉強内容や仕事内容も常に食と隣り合わせの内容ばかりなので、食に興味がないと勉強や仕事もなかなか興味が持てず、続かない可能性があります。

管理栄養士・栄養士って?

管理栄養士は国家資格で、専門的な知識と技術により病気の人から健康な人まで一人ひとりに合わせた栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。

一方、栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行います。

犬くん
犬くん
管理栄養士と栄養士の大きな違いは、病気の人が対象に入るか入らないか!

管理栄養士・栄養士は、医療施設、老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校、行政機関、企業、管理栄養士・栄養士養成施設、試験研究機関等で働いています。

乳幼児期から高齢期まであらゆるライフステージで、個人や集団に食事や栄養についてアドバイスをしたり、特定給食施設等で献立を立てて食事を提供したり、栄養状態の管理を行い、皆さんの健康を食と栄養の専門職としてサポートしています。

(引用:日本栄養士会

栄養士・管理栄養士になるには?

管理栄養士・栄養士になるには、高校卒業後、管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学し、所定の専門課程を修得して卒業することが必要です。

全国に管理栄養士養成施設は143校、栄養士養成施設は137校あります。

全国の養成校・施設のご案内はこちら

管理栄養士は国家試験の合格が必要ですが、栄養士は養成施設の卒業と同時になれます。

一方、管理栄養士は、管理栄養士養成施設で学び、管理栄養士国家試験に合格するとなれます。

また、栄養士養成施設で学んだ人も、卒業後に栄養士として働き*、管理栄養士国家試験に合格すれば「管理栄養士」になることができます。

* 養成施設での修業年数により、受験に必要な働く年数は異なります。

(引用:日本栄養士会

栄養士・管理栄養士のメリット・デメリット

栄養士のメリットやデメリットです。

自分の周りの家族の健康を維持できる

食事や健康に関する知識がつくので、自分の家族の健康や食事にも気を使うことができるようになりました。

幅広い分野の就職先が選べる

就職先は病院、老人ホーム、保育園や幼稚園、小学校、企業の食堂、ドラッグストア、一般の企業の管理栄養士(明治など栄養補助食品を作っている企業に多い)、食品関係の企業、スポーツジムなど、かなり幅広い分野で活躍することができる資格です。

資格があるので転職・再就職もしやすい

栄養士・管理栄養士の資格があることで転職や再就職もしやすくなります。

全国どこでも求人が出ているので、結婚するなど引っ越し後の転職もしやすいです。

女性では特に結婚や妊娠・出産の時に一度退職して、再就職する際に資格がないとなかなか就職も大変ですが、資格を持っていることで仕事も見つけやすくなります。

給料が安い

一般の平均年収と比べると100万円くらい安いです。

関連記事

病院で管理栄養士をしている、そらです! 働き始めて思ったのは「給料安すぎない?」でした。 なにせ、1年目の給料は手取り15万(その後、管理栄養士手当がついて16万くらい)・・・「これだけなの!?」と驚[…]

ただ、女性が多いので、女性の平均給料と比べると大きな差はありません。一方、男性には厳しい年収かもしれません。

調理は意外と重労働

病院などでは入院患者の食事を作るため、一気に100人以上の料理を作ることもあり、食材を運んだり調理をするのも一苦労です。

まとめ:栄養士・管理栄養士に向いている人・向いていない人

そら
そら
まとめです!

栄養士・管理栄養士に向いているかいないかは、食に関心があるかないかが一番です。

管理栄養士・栄養士の仕事は幅広い年齢を対象に、幅広い分野で活躍することができます。

栄養士・管理栄養士になるには、栄養士は大学や短大、専門などを卒業すれば自動的に資格を貰うことができます。

管理栄養士は大学卒業後(短大や専門卒業後の場合は実務経験をつんで)、管理栄養士の試験を受け合格するとなることができます。

栄養士・管理栄養士のメリットは、栄養の知識がつくことと、就職先も選びやすく転職や再就職しやすいことです。

デメリットは仕事での給料面や重労働であることです。

進路選択は悩むことも多いですが、納得のいく選択ができるといいですね!

 

peing(匿名質問箱)で質問や相談、お悩み受付中です!お気軽に投稿してください♪

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

そら
そら
そら(@sorairo_blog)でした!
関連記事

病院で管理栄養士をしている、そらです! 働き始めて思ったのは「給料安すぎない?」でした。 なにせ、1年目の給料は手取り15万(その後、管理栄養士手当がついて16万くらい)・・・「これだけなの!?」と驚[…]

関連記事

委託を経て病院で管理栄養士として働いている、そら(@sorairo_blog)です。 今回は、管理栄養士の私が実際に新卒で委託へ入社し1年も経たず転職した理由や転職で失敗しない方法、転職先の実例をまとめてみました。 […]

関連記事

病院で管理栄養士として働いている、そら(@sorairo_blog)です。 今回は、管理栄養士の私が実際に転職してすぐに「栄養士辞めたい・・・」 と思いながらも同じ職場で働き、何を得ることができたかを実体験を交えてまとめてみまし[…]

スポンサーリンク