病院で管理栄養士をしている、そらです!
働き始めて思ったのは「給料安すぎない?」でした。
なにせ、1年目の給料は手取り15万(その後、管理栄養士手当がついて16万くらい)・・・「これだけなの!?」と驚いたのを覚えています。
そこで今回は管理栄養士間の雇用形態や年代、勤務先別の平均年収の比較や、一般の年収平均との比較をしてみました。
管理栄養士と一般職の平均年収の違い
が分かる!
管理栄養士の給料安い?管理栄養士間の年収を比較
給料が安いと言われる管理栄養士ですが、実際はどうなのか・・・
管理栄養士の間でも雇用形態や年齢、勤め先によって年収もバラバラなので、ここでは管理栄養士間の給料や年収の違いについてみていきたいと思います。
管理栄養士全体の平均年収は「288.1万円」
管理栄養士資格を持っている人の平均年収は、288.1万円となっています。
給料安くないっ!?と思いますよね!でも安心してください!安いのは非正規(パート・アルバイト)を含んでいるためです。
正社員と非正規(パート・アルバイト)の年収を比べると大きな差があります。
管理栄養士の平均年収【雇用形態別】
では、雇用形態別の管理栄養士の平均年収を見てみましょう。
雇用形態別の平均年収(管理栄養士) |
非正規 135.4万円 派遣社員 229.2万円 契約社員 257.0万円 正社員 310.5万円 ※平均年齢35歳 |
となっています。管理栄養士として稼ぎたいのであれば、給料の一番高い正社員として働くのがよさそうです。
管理栄養士の平均年収【年代別】
次に年代別でみた正規雇用の管理栄養士の平均年収です。
リクナビNEXTのデータによると、下のような年収となっています。
年代別の平均年収(管理栄養士) |
20代 267.9万円 30代 331.2万円 40代 371.9万円 50代 355.3万円 |
正社員として働いてれば300万円台が平均的な年収となっています。
年代間の給料をみると、上昇する金額も少なく年齢を重ねても年収がなかなか上がっていかないのが分かりますね。
昇給幅が少ないのも管理栄養士の給料が安いと言われる理由の1つと言えます。
実際、周りの友人の話を聞いていても、昇給が年間2000~6000円と給料のベースが上がらないのが現状です。
管理栄養士の平均年収【勤務先別】
管理栄養士でも勤め先によって年収も千差万別です。ここでは、勤務先別の正規雇用の年収を見ていきたいと思います。
職種別の管理栄養士の平均年収
一番給料が高いのは公務員で、平均年収は485万円となっています。
また、昇給もあるため40代では年収630万円ほどに。安定しており育児休暇などの制度もとりやすいことから人気が高いです。
ただ、大手企業で働くには専門知識が必要となりますので、大学卒や院卒の管理栄養士が求められやすい傾向にあります。
病院は平均年収300万円~450万円と規模や地方によって給料に差があります。
また、福祉では平均年収270.6万、調理では平均年収284.9万円と200万円代となり、管理栄養士の中でも給料が安い職場と言えます。
ただし、役職がついたり店長クラスになれば500万円ほどの年収となるようです。
管理栄養士の中では公務員が一番平均年収が高いという結果になりました。また、管理栄養士という資格を持っていれば、短大卒や大卒などの学歴による年収差はないようです。
管理栄養士としてのキャリアや能力は土台として必要ですが、給料が高いか安いかの差は就職先による違いが大きいといえます。
管理栄養士と一般平均との比較!管理栄養士の給料は安い?
では、管理栄養士と一般の正規雇用の平均年収を比較してみたいと思います。
管理栄養士の平均年収は一般と比べて「112万」安い
国税庁が調査した正社員の平均年収は「422万円」
参照:国税庁,平成28年分 民間給与実態統計調査
この平均年収422万円という金額は、管理栄養士の正社員の平均年収310万円と比べると「112万円」も給料の差があるということになります。
管理栄養士と一般の比較【性別・年代別】
では、性別と年代別でも見ていきましょう。dodaの出している男女別・年代別の平均年収と比較してみました。
正社員の平均年収の比較(万円)
参照:DODA,2018年版「正社員の平均年収ランキング」,https://doda.jp/guide/heikin/age/
※2017年9月~2018年8月の1年間に、dodaエージェントサービスに登録した人のうち、正社員として就業している20~65歳までの約36万人のビジネスパーソン(サラリーマン)の年収より算出。
年収を比べてみると管理栄養士は一般企業と比べ、まだまだ年収が安い業界ということが分かります。
自分も管理栄養士として色々な管理栄養士の方と関わりをもってきましたが、
管理栄養士の資格を持っているのに、年収や給料が安いからと一般の事務職に転職したり(普通の事務職のほうが給料が3~5万高い)、
男性の管理栄養士で給料が安いから結婚ができないと嘆いていたり、給料に関しては厳しい現実を見せつけられています。
まとめ:管理栄養士の給料はやっぱり安い
管理栄養士と一般職の平均年収の違いについて、管理栄養士の平均年収は正社員でも310万円と、一般の平均年収422万円と比べても100万円以上の差があることが分かります。
そのため管理栄養士の平均年収は一般と比べると安いといえます。
管理栄養士間の平均年収の違いについては、管理栄養士資格を持っている人の平均年収は288.1万円、中でも正社員では300万円代が平均年収となっています。
管理栄養士の勤務先による平均年収の違いでは、公務員や大手企業は年収は400万以上と管理栄養士の中でも高めです。中小企業や病院では300万円代と平均的であると言えます。
一方、福祉や調理では平均年収が200万円代になり管理栄養士の中でも安いといえます。
今回、管理栄養士の平均年収を比較してみましたが、自分の給料や年収と比べてどうだったでしょうか
管理栄養士の平均年収は一般と比べて安いですが、勤務先によっては高い給料を望むことも可能です。
管理栄養士は今後も活躍の場が広がることが期待されています。そのため、将来的にもっと高い給料を得られるようになるため、管理栄養士としての地位を上げていく必要がありますね。
私も管理栄養士として日々学んで頑張ろうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
このブログを通じ、管理栄養士として充実した職業人生を送れる人が増えたら嬉しいという思いで書いています。
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