【初心者向】ロジスティック回帰分析の結果の見方や解釈方法を解説

こんにちは、大学院で統計を学んでいるそらです!

今回は

・ロジスティック回帰分析の結果の見方と解釈方法

・ロジスティック回帰分析の結果の書き方

について一から詳しく解説をしていきたいと思います!

ロジスティック回帰分析とは?

ロジスティック回帰分析は、「多変量解析」の一種で、複数の要因から2値の結果(あり・なし)が起こる確率を予測する統計手法です。

例えば、BMI、年齢、性別、睡眠時間から糖尿病になる(⇒なる・ならないの二値)確率がどれくらいあるかを予測するなど。

ロジスティック回帰分析はどんなツールでできる?

エクセル統計、R、python、spss、SASなど色々なツールでできますが、今回は無料の統計ソフトEZRで解説しています。(自治医科大学附属さいたま医療センターの先生が作成し、完全無料で論文でも使用されている上、日本語で使えるので分かりやすい)→ EZRについて(自治医科大学附属さいたま医療センターHP)

 

ロジスティック回帰分析の結果の見方

ロジスティック回帰分析の見方や解釈方法について解説していきます。

目的変数:糖尿病あり・なし
説明変数:性別、年齢(50~59、60~69、70以上)

を、EZRで分析すると以下のようにオッズ比、95%信頼区間下限、95%信頼区間上限、P値が出ます。

【用語の解説】

・オッズ比 : ある事象の起こりやすさを表す尺度。値が高いほど起こりやすい。

・95%信頼区間:集団から一人選んだ時、95%の確率でその中の値になる区間

・p値:(一般的に)0.05よりも小さい場合は統計的に差があると言える

ロジスティック回帰分析の結果の見方としては

1.95%信頼区間を見る

95%信頼区間下限と95%信頼区間上限で信頼区間が1を跨がない
「有意な差がある」となります。

【差がある場合の例】
・95%信頼区間下限が0.772、95%信頼区間上限が0.899
・95%信頼区間下限が1.772、95%信頼区間上限が1.899

2.有意差のあった項目のオッズ比を見る

オッズ比が1より小さい
⇒レファレンス*と比べて事象(目的変数)が起こりにくい

オッズ比が1より大きい
⇒レファレンス*と比べて事象(目的変数)が起こりやすい

*今回の場合、性別m(=男性)のレファレンスは「女性」
年齢のレファレンスは「50歳未満」となります。

上の表は有意差無し・・・

 

ありの場合は↓のようになります(値は適当です・・・)

 

ロジスティック回帰分析の結果の書き方例

上の表を文章にすると、

糖尿病の有無を目的変数として年齢にて調整した上で性別を説明変数としたロジスティック回帰分析を行った。
結果、男性の糖尿病へのオッズ比が6.14(P=0.004)と1を上回り有意差が示された。
男性の糖尿病罹患に対するオッズ比が1を上回ったことにより、
男性ではより糖尿病に対するアプローチを強化する必要があると考えられる。

となります。

 

注意点として、オッズ比6.14だからといって「6倍糖尿病になりやすい」とは言えません。
論文などでは「傾向がある」という風にぼんやりとした言葉で書かれたりしています。

 

ロジスティック回帰分析の結果の見方と解釈方法、書き方について解説しました!ぜひ参考にしていただけら嬉しいです!

 

今回の参考資料

はめ込み統計学 加藤丈夫

初心者向けで例題などでとにかく分かりやすく解説してあり、これがあれば統計処理ができる本!

 

EZRでやさしく学ぶ統計学 ~ebmの実践から臨床研究まで~

EZRの基本から応用まで幅広くカバーしてくれる1冊です。

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